2024年11月28日木曜日
2024年11月24日日曜日
2024年11月2日土曜日
八犬伝、面白かったです。最も「これは、これは、、!!」と感動したのは、馬琴と北斎が見物に出掛けた歌舞伎、鶴屋南北の新作「東海道四谷怪談」の舞台の場面。圧巻でした。
この時、突如ヌッ!と現れた南北と馬琴は実の世界に潜む偽りと虚の世界に潜む真実について問答をするが、私は南北の考えに賛同した。
これは、馬琴作正月新版「金毘羅船 初編」渓齋英泉 画(ゴッホが模写「扇屋内花魁」の絵師)。私は、英泉の心根のしっかりしていそうな唇をキュッと結んだ美人さんたちが好きだ。(そうだ、晩年の馬琴の執筆活動を支えたお路役の黒木華さんがそんな感じ。)下の角が唾をつけつけめくったらしく墨色が擦り減っている。皆にも愛された私の愛蔵書。
2024年10月25日金曜日
2024年10月10日木曜日
2024年9月12日木曜日
我が家の屋上にバオバブの木が1本、2匹のシーサーと暮らしている。朝夕、1杯のバケツの水を上げるのが私の仕事だ。昨日の朝、数枚の黄色の葉っぱを見つけた。『こんな猛暑なのに、秋はちゃんと来ようとしているんだね。すごいなあ。』撫でようとした途端、私の右手に針でチクチクさしてくる猛烈な痛痒いが始まった。覗くと、虫がいる風でもなければ葉っぱに棘がある風でもなかったが。我慢できる精一杯の熱湯で手を洗い虫刺されの薬を塗って1日を終えたのであったが、夜中に熱くて重い右手に驚いて目が覚めた。慰めに来たトムちゃんを撫でることも難しいグローブをしたほどの手だった、病院に行くにつき、お医者の先生に説明すべく何かを探しに行って見つけた。「ボンジョルネ!」太陽に手を伸ばしやる気満々の毛虫。「イオメダマヤマトマユ」
2024年9月11日水曜日
2024年7月19日金曜日
2024年6月30日日曜日
2024年5月15日水曜日
「ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ」この映画の公開を昨年より手ぐすね引いて待っていた。独・ブレーメン在留(国籍・トルコ共和国)のクルナス家族に突然降ってわいた事故、長男が旅先のパキスタンでタリバンの嫌疑で逮捕されキューバ・グアンタナモ湾米軍基地収容所に収監される。電話帳で見つけた弁護士ドッケ氏と共に長男救出の奮起奮闘の物語である。ワシントン最高裁で闘う相手は、当時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・ウオーカー・ブッシュである。解決のきっかけは、メルケル新首相の就任の挨拶「自由と平和のために正義を貫く」という言葉。即座に嘆願の手紙を送る。2日後、釈放の支持を約束する返事が届く。8ヶ月後、長男は家族のもとに生還する。驚くべきことは、この映画の物語は実話だったということ。
’01年10月、長男・ムラートは結婚を前に信仰するイスラム教を確実にする為にパキスタンに出かけた。前月の9月、アメリカ多発テロ事件が発生しており米国はアフガニスタン侵攻を開始していた。ムラートは滞在僅か2週間でテロリスト容疑で逮捕状が発行され、ブレーメンの自宅に連絡が入る。そして12月、彼は「犯罪結社結成」の嫌疑でアフガニスタンの米軍に逮捕連行拘束される。(尚この時、パキスタン地元警察は米軍より3000ドルのテロ容疑者引き渡しの懸賞金を受け取っている。)‛02年2月、史上最悪恐怖(司法手続きなしの拘束、組織的な拷問と虐待)の秘密の収容所と異名をとるグアンタナモ収容所に移送される。4月、ムラートから「逮捕は事実無根である」と手紙が届く。ドッケ氏に弁護を依頼する。9月、独・連邦憲法擁護庁と連邦情報局の職員がグアンタナモでムラートと面会尋問を行う。ムラートがドイツ国外に6か月間滞在し、在留資格を失いはく奪される。’04年3月/4月、ミセス・クルナスとドッケ氏はアメリカの人権団体と協力し、ワシントン最高裁で息子のテストケース裁判に参加する。6月末、ワシントン最高裁は法的訴訟を起こす被収容者を支持、ブッシュ政権を非難する判決を下した。7月初旬、ワシントン地方裁判所に勾留の見直し調書の閲覧、面会を求める訴訟を起こす。‛05年1月、連邦地裁判事がグアンタナモでの拘留は違法であると判決を宣言。アメリカ政府は控訴を申し立てた。11月、ドイツで政権交代。ブレーメン行政裁判所は、ムラートの在留資格取り消しを違法とした。12月22日、メルケル新首相に手紙を書く。24日、釈放を支持することを約束するメルケル首相の返事が届く。‛06年1月、ムラートのドイツ移送のための独米交渉が始まる。‛06年、ムラート・クルナス、無事に帰国する。
2024年5月11日土曜日
今日観てきた映画「ジョン.レノン失われた週末」。ベトナム戦争の最中ビートルズは解散する。米国で反戦活動家の名を冠するレノン夫妻であったが、ジョンソン大統領が活動停止と米国退去を彼らに発布する。翼をもがれちょっと自暴自棄なJ.レノンをオノヨーコは世界から隔離したかったのだろうか。J.レノンとメイ.ハン(J.レノン夫妻の私設秘書)の18ヶ月の共同生活がはじまる。映画は、実録フイルムとJ.レノンの音楽が軽快に歴史の上を走る。メイとの暮らしの中でみるみるうちに健康と共に気力も取り戻したJ.レノンは、美しい言葉を編み、新たにたくさんの愛の歌を産み出し、音楽を楽しむ。パンフレットのJ.レノン、なんと穏やかで頼もしい顔立ちなんだろう。
2024年5月2日木曜日
2024年3月25日月曜日
2024年3月4日月曜日
本当に久しぶりに「リベラル21」に青い猫と文章を掲載しました。どうぞ見て下さい。
昨日、日比谷で映画「落下の解剖学」を観ました。映画は面白かったです。が東京マラソンで、いつもは5分で行けるところを階段を下りたり登ったりを繰り返して15~20分掛けて劇場に辿り着きました。地上に大勢の案内係さんに従ってのことでした。〈人の言うことを容易く信じるなかれ〉サスペンスは映画を観る前から始まっていました。
2024年2月18日日曜日
2024年2月5日月曜日
2月2日公開の"JANNE DU BARRY"(国王最期の愛人)。金曜日に観ました。ルイ15世を演ずるのは、天衣無縫のジョニー・デップである。ので映画の中で歩き回り馬を駆り微笑む姿こそが、ルイ15世その人であろう。と私は思った。国王が亡くなる日が近づく時の床に伏すその様子は、レンブラントの絵のように、神々しく美しく高潔なのである。圧巻の国王の最期でした。
あわてて描いたTOMちゃんが、パンフレットの表紙をちょっとだけ紹介します。タイトルから判るように愛人ジャンヌが主役なんだと思うけれど。監督・脚本と共にマイウェインが主演です。ベルサイユ宮殿(撮影された)で、階級差別を蹴飛ばし自由でしなやかな視点で描かれた気味の好い娯楽映画。面白かったです。
同じ日、「フェルメール」の映画も公開になりました。
今月から面白そうな映画が続々です。
2024年1月27日土曜日
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