2025年6月24日火曜日

エジプトの猫ちゃんとトムちゃんです。2匹は、よく似ています。お耳が大きく尖っていて鉛筆のようにたいへん細長い猫であります。

エジプトの猫ちゃんは、昼間に太陽の光を吸収して夜にはぼおっと灯りの代わりをする石でできている。そうして昔昔大昔の古代の人たちは、夜を徹してピラミッド建造の土木工事をしていたんだろうか。2匹の間の鉢のローズマリーはお料理によく使うのだが、ローズマリーは「賢明な頑張り屋さん」の香りがするので、愚昧な私の画室には重要な香りである。如何ですか?この2匹の利発そうなこと。


 

2025年6月10日火曜日

先週は、国宝を観る一週間だった。月曜日サントリー美術館/酒吞童子(15日迄)。水曜日は虎ノ門で”HOKUSAI IN BLOOM"を。金曜日は品川プリンスで映画「国宝」。芸術満喫の1週間でした。

始まりの若き喜久雄の「積恋雪関扉」(つもるこいゆきのせきのと)にわくわくした。そして、終わりの「曾根崎心中」と「鷺娘」は圧巻だった。「曾根崎心中」は豊国・画の浮世絵を観ているようで想像力が搔き立てられた。ボーリングを3ゲームして観た映画だったがまばたきする間もない、渡辺謙さんが普通に見える怪物俳優たちの凄い映画だった。


 

2025年4月3日木曜日

2025年3月27日木曜日

昨日から「春の院展]が始まりました(4月7日迄in日本橋三越)を観て、映画「白雪姫」を観ました。白雪姫といえば、私の少女時代には世界文学全集に収められたお姫様の中で、果報を寝て待った世界で一番美しいお姫様だった。


 と思っていましたら、Disney[白雪姫」2025は、自ら王位を奪還すべく行動する。然も結婚は女性の幸せの全てではない。加えて、決して肌の色が雪のように白いことが白雪姫の必須条件ではないということ。問題は心よ!と新しいお姫様像を知らせてくれました。

2025年3月5日水曜日

サントリー美術館で開催中のガレ展に行って来ました。ガレは絵もとても上手。2000年になったばかしの頃、ベルギークノックのアートフェアに連れて行って貰った。そこで、こんな風なお皿をうっとりと眺めていた。


のを思い出す。 頭の中で庭の青無花果を載せて鼻を近づけたら、両のほっぺの内側で涎がほとばしり、あわてて下唇をかみしめたことを思い出した。これがガレのお皿の魔法であることに気付いた瞬間だった。